テレビのスポンサー離れの加速

とても興味深いニュースを見た。
 
企業CM、勝手に制作 元広告マン「成績上げたくて」
http://www.asahi.com/national/update/0801/SEB200808010008.html

架空のテレビCMを作って勤務先に損害を与えたとして、長崎県警長崎署は1日、長崎市大手1丁目、元広告会社員古川等容疑者(38)を背任などの疑いで逮捕した。

 調べでは、古川容疑者は07年5〜8月、実在する佐賀県内の仏具会社のテレビCMを無断で作って長崎県内で放映させ、勤務していた広告会社にCM制作費など約115万円の損害を与えた疑い。「営業成績を伸ばして給料を多くもらいたかった」と容疑を認めているという。

 古川容疑者は、仏具会社との契約書類を偽造し、長崎市内のプロダクションに制作を発注。できあがったCMは15秒と30秒で3種類あり、祖母と孫役の4人が登場するという。民放で9回放映された。

 CMを作られた仏具会社は署員に対し「知らなかったので驚いた。売り上げは上向かなかった」と話したという。

勝手にCMを作って放映したけれども、当の企業には売り上げ効果がなかったとのこと。
 
CMはその時間に見なければ2度と見られることはない。

9回放映で115万。
1回あたり13万円程度。
これだけの費用をかけるなら、ネットの方が費用対効果が高い。
 
テレビのスポンサー離れは、加速していくにちがいない。