写真のセンス、カメラ撮影依頼のテクニック

カメラの撮影をお願いすると、センスがない人がたまにいる。
例えば、観光地で、写真撮影をお願いすると、下手な人は、構図を考えないで、ドアップの写真を撮影する。
背景に何があるのか、その背景に対しどのような位置で被写体を置いて撮影するか。
これはセンスの問題。
構図が考えられない人は確実にいる。
京都のお寺にて。季節は紅葉の季節。色とりどりの綺麗な紅葉が背景でお寺がバック。
構図が考えられる人は、お寺の山門と一緒に紅葉も写るようにして、被写体を小さく。
ところが、構図が考えられない人は、被写体だけを写す。
頭のてっぺんから足のつまさきまで。まるで背景のない証明写真。
もちろんバックにお寺があるけれど、被写体がメインに写ってるから、どこにいった写真なのかわからない。
しかも紅葉がない・・・・。
 
これは撮影者のセンスの問題なんだろうか。
「センスがない」と一言で言いきってしまえば終わる話ではあるが、本人は自覚がない場合が多い。
そういう人に依頼するときは、細かく指示をするしかない。
例えば、「右横に紅葉がわかるようにして、山門は全体が写るように。被写体は腰から上だけを写すように。」
そして、図面を使ってどこに何が配置されてと説明するしかない。
あるいは、自分で位置決めをして、ただ押すだけの状態にさせる。
その方が、撮影する側も安心。 
 
センスのない人に特徴があることがわかった。
1.デジカメ撮影に慣れていない。
2.本人用のデジカメを持っていない。持っているのは家族から借りたものとか。
3.昔のフィルムの時代を引きずって、1枚入魂状態。
4.何度も撮影できるのを頭では理解しているけれども行動が伴っていない。
5.ボタンを押すときに緊張して強くおしてぶれる。
6.シャッターチャンスに時間がかかる。押すタイミングが決められない。
7.決断力、行動力がない。自分で決める人生をあまりしていない。
なんとなく、そんな特徴があるのではと感じる。
研究課題になるかな。
 
対策としては、
自分専用のカメラを持つこと。
失敗させて何度も撮影させて慣れるしかない。
そしてセンスのよい写真をたくさん見せること。その写真を真似て撮影をたくさん経験すること。
カメラの学校(撮影講座)などに通えば、もしかしたらそうした機会が得られるのかもしれない。そういう人はたぶん行かないだろうけれど。
 
結論としては、撮影を頼むときは、センスのありそうな人、つまり、デジカメを持ち歩いていて、いっぱい撮影していそうな人にお願いするのがいいと思いました。
じゃんじゃん。