ベーシックインカムの課題 生活保護制度の抜本的改革案 生活保護村

ベーシックインカムの課題 生活保護制度の抜本的改革案 生活保護村(生活保護島)
生活保護や年金の代わりにベーシックインカムでという意見は 根本の解決にはなっていない。

ポイントは、自助・共助・公助
優先順位をどこに置くか
 
今の生活保護制度は弁護士を付き添えば、生活力のない人はほぼ受給できる。
一時的な救済措置としてはよいが、残念ながら、一度受給すると、精神的に脱出することが出来ないしくみになってしまう。
もらい慣れ。
お金だけ渡せばOKであれば、ベーシックインカムという制度は、不公平感は解消されるかもしれない。
しかし、生活保護が必要な彼らの生活改善といった解決にはなっていない。
 
生活保護を受けるような人は、残念ながら、そもそも家庭生活に問題が多い。
例えば、アルコール中毒、元麻薬中毒患者、生活力のない母子家庭・父子家庭。
彼らに対して、お金を渡してしまうと、残念ながら、元の普通の生活に戻れない人が多い。
何もしなくてもお金がはいる仕組みを味わってしまうと、その生活に慣れてしまう。
稼ぐ、あるいは働く意欲はゼロにしてしまうのが、生活保護制度。
 
そこで生活保護制度の抜本的改革案として、受給条件に生活保護村(生活保護島)での生活を提案したい。
受給するためには、働くとは何か、規則正しい日常生活を送る習慣をつけるための生活保護受給制度。
2週間くらい、特定の地域で隔離生活を送る形の方が現実的。
具体的には、刑務所ではないけれども、外部と隔離されている生活。
食事は3食、規則正しくすべて提供され、もちろん医療も提供。
生活時間は、規則正しく起こされる。朝6時起床し、昼間は、職業訓練、夜も就寝時間に消灯。
守られなければ、その分、生活保護受給開始が延びる。
部屋のカギは自由。図書室もあり。
ただし外部には出られない。
職業訓練を受けることが義務付けられる。
母子家庭については、子供は保育施設に預けられ、母(あるいは父)は、強制的に職業訓練に。
もちろん、その村には、アルコールもパチンコもたばこもない。
 
生活を保護するだけでなく、生活を向上させる。
なので、「生活保護および生活力向上制度」という風に改名し、略して、「生活向上制度」へ。
 
さらにアルコール依存症や元麻薬中毒患者は、この村での生活期間が終わっても、地域の患者支援NPOの会合への出席を義務付け。
出席していないことがわかれば、生活保護受給の打ち切り、および、再度、生活保護村へ。
 
生活保護村の運営は、NPOへ委託。
いつでも出られるし、いつでも戻って来られる。
生活保護を受給するためには、一定の期間、その村で生活をしなければ受給できないようにする。
そして、生活保護は毎年申請するようにし、生活保護を受けるための条件にする。
その修了証を持って生活保護受給資格に。
 
場所は、過疎化した地域・村へ。
刑務所ではないし、葬儀場やゴミ焼却場でもない。しかし受け入れを拒む地域も出てくるかもしれないが、村の収入になり、雇用を産み、生活力改善につながる社会使命の活動に理解を示す村が出てくるかもしれない。
 

生活保護制度の抜本的改革案として生活保護村(生活保護島)を作ってみてはどうだろうか。
 
批判される方はぜひ代案を出して一緒に議論したい。