リストラのすすめ 終身雇用禁止令の提案

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就職氷河期」はなぜ起こったのか
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d045494b5b3cf14fc062aa68c7f848d6

自分、就職氷河期世代です。
思ったことを勢いでつらづらとメモ。
リストラのすすめ。
「リストラ」というと、負のイメージが強い。
人を切るというか人件費を削減するとか、どちらかというと、痛みを伴うイメージ。
 
でも本来は、「再構築」という意味だから、剰余人材を新規事業に投資していくこともリストラに入るはず。
人材を新たな事業に投資していくこと。
単に、辞めさせるためにつらい単純労働をさせる事業にムダに人材投資するのではなく、その人自身にあった新しい事業に投資していくべき。
事業の再構築。
そうした意味で、プラス発想の観点から、リストラのすすめを提案してみたい。
 
日本の企業をはじめ、リストラ=クビという感じだ。
日本の会社はなかなか正社員になった人をクビにすることが出来ない。
だからなかなか正社員にしないし、終身雇用が強固になりつつある。
外の世界に出ても、通用しない人たちが正社員としてしがみついているだけといった論調もある。
これも正しいと思う。
言葉は悪いけど、社畜として育てられた人材が、他の業界で通用するかどうかは、その人自身による。
外の世界で通用しないと自分で判断すれば、必死にしがみつく。
左遷されようが、転勤で飛ばされようが、上司から罵声を浴びせられようが、辞めない。
生活がかかっているから。
すごく、わかる。
でもそうした先が、精神的な病にかかってしまうとなれば、話は別だ。
一種の犯罪に近い。経営者の責任でもある。
誰もハッピーにならない。
 
一方、フリーターの人たちが正社員に登用されるには、今の正社員をクビにしないと循環しないこともわかる。いわゆる人材流動論。
でも、なんだか腑に落ちない。
 
日本全体のリストラ・再構築が必要な気がする。
公務員制度しかり、あらゆるところで再構築。
 
たとえば、同じ会社・役所に10年いてはいけないという法律を作ったらどうなんだろう。
いわゆる終身雇用禁止令。
同じ会社にいたければ、個人事業主として再雇用契約を結ぶか、その会社に派遣する人材派遣会社に登録しなおすとか。
そうすることで、チャンスの平等になる。
機会の平等。誰にも公平。
人材の流動化にもつながる。
終身雇用制度のメリット・恩恵にあずかっている人たちも目が覚める。
意識改革にもつながる。
「あぁあと2年でリストラか、次の仕事はどうするか」と仕事に対する姿勢も変わるだろう。
仕事を通じて、10年後、起業するかもしれない。
新たな会社に飛び出すチャンスになるかもしれない。
経営者も本当に残って欲しい人材に対しては、新たなインセンティブを用意しないといけないかもしれない。役員登用だったり、経営者側にしたり。
管理職も生き残るのが大変になるかも。今のサムスンがそうであるように。
 
そうなると、長い目で人を育てるという企業風土はなくなっていくかもしれない。
日本の強さはそこにあった。
しかし、もう「人を育てる時代」から「人を見つける時代」になりつつある。
 
公務員も硬直化している。新しい血が必要。
公務員を辞めさせる場合は、よほど悪いことをしなければ、解雇にはならない。
年金問題を見て感じるのは、ムラ社会の論理。
終身雇用禁止だと、10年たったら、公務員が入れ替わる。
天下り問題もなくなるはず。
公務員の中にはすごく優秀な人材が多い。
むしろそうした人材を民間に。
そして、民間からも安い給料でいいから国に奉仕したいという人材を受け入れる。
優秀な人であれば、雇用契約を変えてもいいのでは。
 
国が変わり、地方が変わり、企業が変わらなければ、おそらく日本は没落していく一方だ。
日本の将来の設計図を俯瞰して考えてみた。
終身雇用禁止令ならぬ、終身雇用制度廃止法案。
いや、既得権益者には、反発をくらいそうなので、名称は「雇用機会平等法案」かな。
「雇用機会公平法案」もいいかも。略して3K法か。w
今ある「男女雇用機会均等法」と間違えそう。
「雇用機会公平法」通称3K法
目的
みんなで痛みを共有し、機会の平等を公平に享受する。
内容
同じ会社・役所に一定期間雇用されてはならない。
どうだろうか。
でも、これって、おそらく、役人からは出さないと思うから、議員立法じゃないと無理っぽい。
議員自身が長いことやっている人もいるしなぁ。
「なあに、衆議院で10年、参議院で10年、議員年金の受給資格は在職10年 がはは」
やっぱり無理か・・・。
勢いで書いたメモ。
後悔はしていない。 なーんて。
ネタメモでした。w