なぜホットペッパーは受け取られないのか

ホットペッパー

街角で配布されているリクルート クーポンマガジン「ホットペッパー」。
このビジネスモデルが曲がり角に来ている。その課題と解決方法について考えてみた。
ホットペッパー
ホットペッパーグルメ 【ネット予約可能店舗数No.1】
 
今日もホットペッパーガールやホットペッパーボーイの人たちが一生懸命、手渡しして頑張っている。
ホットペッパーです。割引チケットがあります!」
一生懸命だ。
赤いとうがらしのコスチュームを着て、一目でわかる。
なんか怪しい風俗系のチラシや冊子を配っている人ではない。

 
しばらく眺めていた。
 
みんな頑張って配布しようとしている。
ところが、受け取る人が少ない。というよりいない。
 
場所は、某所、繁華街。
時間帯は18時ころ。
帰り支度の人もいれば、これから飲み会に行く学生もいる時間帯。
だれもが、ホットペッパーを一瞥して、受け取ってくれない。
なんだか配布している人たちがかわいそうに見えてくる。
 
なぜ受け取らないのだろうか。
割引になるクーポンチケットがあるのに。
ホットペッパーのビジネスモデルが崩れ始めているような気がする。
聞いてみると、なかなか受け取ってもらえないのは普通らしい。
こりゃマズイぞ!がんばれ ホットペッパー
 
自分なりに理由を考えてみた。
 
1.重い
見た目にも厚さがあるのがわかる。
持ってみるとずしりと来る。
「おっ、重い・・」
クーポン雑誌の中では一番重いのでは。
まるで、薄い辞書並み。
わざわざ手荷物を重くしたくはない。
そういう気持ちが、受け取るのを拒否してしまう。
昔はもっと薄かったので、もらう人が多かったのでは。
 
2.紙クーポンの価値の低下
最近のレストランは、グルナビなどに割引クーポンを掲載している。
(もちろんホットペッパーも)
それを自宅でプリントアウトして持っていくと割引になる。
行くこともないお店の割引クーポンを持つ必要がない。
それに切り取って持っているとかさばる。
サイフに入れていてもなくしてしまいそう。
しかも期限切れだったりする。
紙クーポンの価値が下がっている。
ホットペッパーWEBサービスに進出している。
携帯で表示すればクーポン割引するお店もある。
そんな影響があるのかも。
 
3.検索が出来ない
あの分厚い冊子の中から目的にあったお店を探すのが大変。
ネットであれば、すぐに検索できて、一発でリストアップしてくれる。
予算3000円で飲み放題がついて・・・。
これをクーポンマガジンでやるといちいち付箋を貼らないといけない。
しかも比較して見ることが難しい。
そんな気持ちが、受け取りを萎えさせる。

 
しかし、ホットペッパーのビジネスモデルは、WEBだけでなく、紙媒体でPRできることを売りにしている。
ライバルの「ぐるなび」にはない特徴。
紙媒体とネットの相乗効果もある。
 

そこで、「ホットペッパーを受け取ってもらう」という課題解決のための対策について考えてみた。