日本発のネットサービスの可能性

日本発のネットサービスについて少し考えてみた。

日本発ということは、まずは日本語サービスでブレイクしてそれから英語版ということで考えてみる。まずは2ちゃんねるニコニコ動画
海外で受け入れられているかというと、少し首をひねってしまう。
ロシアで2ちゃんねるようなサービスが始まっていているようだけど、アメリカではどうだろうか。
ニコニコ動画、英語版でいけば面白いと思うんだけど、果たしてアメリカ人がニコニコ動画にログインするかどうか。
インターネット人口が急速に増えている中国語人口をターゲットにすれば、いけそうかなと思う。
文化やニュアンスが近い。
 
他の事例を考えてみる。
おそらく誰かがこれまずいんじゃないかと思えるようなサービスに、隙間のブレイクがありそうな気がする。
例えばタンブラー。tumbr
日本のがんじがらめの著作権縛りを考えたら、日本ではサービス出来なそう。
海外から見れば、日本が自己規制しているビジネスにチャンスあり。

YOUTUBEだって、当時は技術的には出来ていたけれども、著作権などで誰もこの領域に踏み込めなかった。事実、似たような動画ファイルアップロードサービスはあった。
その領域に思い切って飛び込んだ結果、訴えられたりして大変だったけど、強力な弁護団やVCがついていて、今のYOUTUBEがある。
先行者有利。
もし日本で始めていたらというタラレバの話だけど、どうだっただろうか。
おそらく受け入れられていなかったのでは。
理由は日本発のサービスだから。
米国の田舎に行くと、日本という国は小さな島国で、どこかアジアの遠くの方の国から来た人としか思われない。実際、中国も韓国も日本も同じ部類に思われている。悲しいけど。
南米の国々がそれぞれ似ているけど実際違うのと同じ感覚。
そんな小さなアジアの果てのサービスをわざわざ使う必要を感じない。そもそも知られない。そんな感じ。
例えば、南米のどこか、例えばアルゼンチン発のサービスがあった場合、日本でそのサービスを使うかどうか。面白そうなものがあってもすぐにマネされてしまう。
そういう意味では、「シリコンバレー発」というブランドみたいなものが必要なのかもしれないと思った。
 
日本でやればおそらくアウトだけど、海外ならOKというサービスがいっぱいある。

逆もしかり。
日本ならOKだけどアメリカだとアウトのものもきっとあるはず。
おそらくそうした隙間をついたところに日本発のサービスが考えられるのかもしれない。

(())韓国のサービスが日本で流行らないのと同じ原理だと思う。
サイワールド、パンドラTV