市民メディアを目指す堀潤さんの8ビットニュースの盲点と課題

市民メディアを目指す堀潤さんの8ビットニュースの盲点と課題
8ビットニュース
http://8bitnews.asia/
「新しい市民メディア」として出ているけれども、既視感が漂う。
市民メディアとしては、一時もてはやされたオーマイニュース、オーマイライフなどがあった。
ブログの記事として議論する場は、すでにブロゴスblogosやアゴラagoraがある。
他には、ブログといった文章の有料記事配信であれば、こちらも既に運営されている。
ジャンジャンブログ
http://www.janjanblog.com/
マイニュースジャパン
http://www.mynewsjapan.com/
 
8ビットニュースは動画がメイン。
動画だと編集が大変だが、Youtubeが既にあり、ニコニコ動画もある。videonewsもある。
コンテンツを有料配信だとFC2が既に日本の著作権を飛び越えてアメリカで運営しているので、どうみてもFC2が強い。
ひまわり動画
http://himado.in/
FC2動画
http://video.fc2.com/
コンテンツマーケット
http://contents.fc2.com/
 
さて
8ビットニュースが始めようとしているのは、市民による動画ニュースメディア。
今はiphoneiPadがあるから動画を撮影するのも簡単になってきている。
youtubeに投稿された動画は誰でもブログに貼り付けることが出来るようになっている。
差別化をしていくのは大変。 
 
1.8ビットニュースの盲点
堀潤さんは、原発報道をきっかけにNHKを飛び出した。
大きな課題は、市民メディアを標榜しているから、タブーにも切り込めるかどうか。
 
例えば、古巣のNHKの交際費問題。
 
市民がNHKの交際費問題を提起した動画を投稿したとき、8ビットニュースは、削除するかどうか。
その市民が正しいと思った内容が、もし間違っていた場合、誰の責任になるか。
訂正報道をするのかどうか。またその訂正報道は誰がするのか。
市民は必ず正しいとは限らない。
次に、偏向報道の可能性。
同じメディアのフジテレビの親韓報道。
8ビットニュースは偏向報道をするかどうか。
そこはニュースサイトの盲点。
 
2.8ビットニュースの課題
タブーにどう切り込むか。
宗教や政党もタブーな分野がある。例えば、幸福の科学幸福実現党公明党創価学会
こうしたタブーに切り込むメディアになれるかどうか。
政党批判や宗教団体批判の動画が投稿されたらどうするか。
次に、情報商材の宣伝を批判する動画がアップされたらどうするか。
ステマステマ
市民といっても、堀潤さんに賛同する人ばかりではない。
自社サイトの宣伝を貼り付けたりする。
トンデモ科学を啓蒙する人もいる。 
一応、彼らも市民だ。
そうした彼らの声を発信するかどうか。
検討中にして表示されないままにしても、削除された人たちが納得するかどうか。
 
「市民」メディアの市民は、堀潤さんの思想に賛同する市民。
市民メディアを目指す8bitnewsが脱原発TV、反原発放送、ニセ科学蔓延装置にならないためにどうするか。
主義を明確にした方がよいのかもしれない。