ヒットメーカー・行定勲監督の作品『遠くの空に消えた』の感想

ヒットメーカー・行定勲監督の作品『遠くの空に消えた
 
ズンチャカ・ファンタジー映画として童心になって見ると楽しめる映画かも。
 
あらすじ
空港建設をめぐる争いに揺れる田舎町。
都会から転校してきた亮介と地元の悪ガキ公平は、UFOに父を連れ去られた少女ヒハルの夢をかなえるため、そして失われつつある村を守るため、100人の仲間を麦畑に集め・・・

wikipedia遠くの空に消えた
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E3%81%8F%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%81%AB%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9F

公式サイト
遠くの空に消えた
http://to-ku.gyao.jp/

知ってるかい?
蜂は航空力学的に言えば、
飛べる構造じゃないらしいんだ。
なのに、実際は飛んでるだろ。
何故だと思う?

蜂は飛ぼうと思ったから飛べたんだ。

信じることで願いが叶う。

人はそれを、奇跡と呼ぶんだ。

 
観ながら、リアリスティックになっている自分がいた。

実は、ニセ科学フォーラムに参加して、インチキ科学にだまされるなと感化されているので、奇跡を見せられると、どうなんだろうと大人心が出てしまった。

もちろん、奇跡を信じる心は大事だし、信じる力が心に強さと勇気を与える気がする。

なので、この映画は、ズンチャカ・ズンチャカというリズムで、ファンタジー映画として観るもの。

『何かを信じられなくなった時、信じ続けるパワーをくれる映画を撮りたい』と行定監督の想いが込められた作品。

観る前に、ネットで調べてみると「感動した」という内容の記事がたくさんあった。

素直に子供心になって楽しめば面白い映画。
 
この映画を、なにかに例えると、映画「少年時代」のキテレツ・ファンタジーB級映画と言ったらよいだろうか。(うまい例えが見つからない B級は余計か すいません)
 
ドキュメンタリーやリアリズム志向の映画に見慣れている自分にとっては、少し違和感を感じたことも事実。
くそまじめな自分として、やや辛口を。
「児童映画」という割には、たばこを吸うシーンが多いような気がした。
あとやたらと、愛人役の神楽坂恵ちゃんと岡田ひかりちゃんがパンツを見せつけるシーンが多く出てきたのには閉口した。(ファンの人にはたまらないかもしれないが)
主人公 亮介に公平が友情の証として、牛乳瓶のフタを渡す。その牛乳瓶のフタの裏に書かれているマーク。あのマークの意味するものがわからなかった。なんだか、アレみたい・・・。orz
立ち小便のシーンやウンコネタも多い。
何度も登場する爆竹をつめたウンコ爆弾については、観客を笑わすシーンなのかもしれないが、引いてしまった。ま、子供が喜びそうではあるが。
まじめな映画だと思って、気構えて観てしまったため、子供心になれぬまま見終わってしまった。
 
今度観る時には、童心に帰って見たいと思う。そうすれば、このファンタジー映画の面白さを十分楽しめるはず。

土田公平役のささの友間くんの演技が光った。彼の将来が楽しみ。
  
公式サイト
遠くの空に消えた
http://to-ku.gyao.jp/

予告編
http://www.flipclip.net/clips/GAGAdemo/4eccbe7a113ecfc51a3002b8c17b6bb6
予告編を観て想像していた映画と実際の映画とのギャップが大きいかも。
 
どのくらい激しいかは、それは観てのお楽しみ。