会社が学生を選考する新しい方法 逆就職活動

調査能力DNAについて、学生について紹介いたします。
 
2.ソフトウェア
学生が、パソコンを購入し、マイクロソフトのオフィス(microsoft office)が必要だとします。
 
学生のAくんは、生協で販売しているソフトウェア(アカデミアパック)を購入しました。
学生のBくんは、ヨドバシカメラでポイントが貯まるからといってアカデミアパックではないソフトウェアを購入しました。
学生のCくんは、価格コムで調べてネットでアカデミアパックを購入しました。
学生のDくんは、価格コムで相場を調べあげ、ヤフーオークションのDVD原盤つきのものを落札しました。
 
最終的な結果は一緒です。
目的はパソコンにオフィスが使えるようにすることです。
 
Dくんが一番お金がかからずに数千円で手に入れることが出来ました。
出品者情報を調べあげ、中古のDVDですが、再インストール可能なものです。
 
AくんやBくんたちとの違い、それは、環境です。
Dくんの周りの学生たちは、ネットを使いこなす学生が多く、お互いに情報を交換し、実際に目の前で操作しているのを見て学んでいました。
Aくんは体育会系に入ってスポーツが得意でマジメな学生ですが、残念ながら調査能力DNAはないようです。
 
調査能力DNAは、誰にでもありますが、そのスイッチを押すのは周囲の環境(人付き合い)によります。
もちろんネットでこうした方がいいよというアドバイスを受けられたりしますが、それを調べて行動に移す実行力は、やはりそばにいるリアルな人間関係に依存するようです。
 
企業が学生を選考するポイントとして、まじめな学生は貴重な兵隊として必要ですが、会社を伸ばし、会社に大きな利益をもたらす存在になる学生は、こうした調査能力DNAがある学生です。
 
大企業であれば、こうした学生は埋もれてしまいますが、ベンチャー、これから飛躍していく中小企業にとっては、調査能力DNAのある学生を重視した方がよいでしょう。
 
面接試験やグループディスカッションでは、パソコンあるいはiPadなどの端末を持ってこさせ、ある事例、目標を与えてその結果を見れば一目瞭然です。
一発勝負のような面接試験やディスカッションでは見つけられないその学生の個性がわかると思います。