軽量コンパクトなCPAPを作る CPAPベンチャー 起業 ひとりメーカー

ひとりCPAPメーカーのメモ
 
睡眠時無呼吸症の治療(対症療法)だけでなく、大きないびきを軽減するCPAP
日本のメーカーでは、あまり知られていない。
ドイツやオーストラリア(RESMED),ニュージーランドのメーカーが世界のトップシェア。
落ち目なシャープやソニーが開発したら、よいのにと思う。
シャープだと日本人向けに特化した使い勝手のよい白物家電CPAPが出来そうだし、ソニーだと高機能なCPAPが出来そう。
 
CPAPベンチャーを立ち上げるとした場合
市場マーケットとしては、大きい。

薬事法の関係で治療機器として売り出すか、いびき軽減のための健康器具として売り出すか大きな分岐点。
治療機器だと、帝人に売り込めるかどうか、あるいは、医者にいかに認知してもらうかがポイント。
医者側も今の儲かるビジネスモデルを変えたくないし、かといって、治療放棄する患者のリース料を肩代わりしたくないので、病院にはリースビジネスはリスクがある。
儲かるのは帝人、フィリップスといった医療機器リース会社。
海外では7万円程度で販売しているCPAP機器を日本では月額5000円程度で病院・医療機関を経由して個人にリース。だいたい1年で元が取れる。
日本で個人に販売する場合は30万円といった法外な定価で販売。
海外から輸入する場合は、薬事法で個人以外は輸入できないのが実情。
日本でCPAPを製造すれば、薬事法の範囲で高価で販売が出来る。(医者の承諾)
また、医師会推薦といったお墨付きや呼吸器内科の先生に食い込む(接待する)ことで、認知度を高めて、治療機器として使ってもらえれば、帝人と同じウハウハビジネスモデルを構築できる。 
 
健康器具として売る場合は、薬事法範囲外。
治療という言葉は使えない。「イビキ軽減効果」という謳い文句くらいしか使えない。
ダイエット機器と同じ類。
販売先は個人。B2C。
メーカーとなるので、クレーム処理が大変になる。
いびき軽減しないぞとか、この機器を使って肺がんになったとか、様々なクレーム処理に追われる可能性がある。

そうしたリスクを考えて、医療機器として製造するか、健康器具として製造するか分かれる。
 
在庫を持つと終わり。
ファブレスとして、製造は、中国かベトナム
設計図だけを送って、現地で生産し動作確認、日本で検品箱詰め。
あるいは、最終組み立て工程は日本で、動作確認を日本でする。
 
日本で製造するとすればメーカ−
 
受注生産がベンチャーとしては強い。
高付加価値をつける。
 
スマホと連動。
ブルートゥースで、呼気を検知し、スマホのいびき音声録音アプリと整合性を合わせる。
これにより、いち早く睡眠時無呼吸症かどうか自己判断ができる。
暗視カメラをオプションでつけて、寝相もわかるとよい。
 
軽量 そしてコンパクトに。
シンプル機種(低価格)
小さなシロッコファンとマブチの強力モーターとの組み合わせ。
この場合、シロッコファンを洗えると良い。
上位機種(高級路線)
ダイソン扇風機のようなファンレス ヘルムホルツ式空洞を使うと、ファン汚れがないのできれいな空気を送気できる。
 
課題は資金と人材。
 
複数の海外製品を分解して構造分析してみた。
これなら自分でも作れると確信。
市販のシロッコファンの卓上扇風機を改造して、陰圧センサーを組み込み、3Dプリンターで試作品を作ってみた。
 
スマホとの連動はアプリで検知のみ。これからアプリに組み込み。
空気送気口には花粉フィルターマスクを取付。
ホース(チューブ)とマスクは、市販品(フィリプス)を使う。
出来ればマスクは鼻が低い和顔の日本人向けに作ってみたい。
海外の布製CPAPマスクは、鼻が高い人向け。
日本人向けで、バンドを使わないマスクが出来るかどうか、ここが課題ポイントだ。難しいかも。
 
まだまだひとりCPAPメーカーの道のりは険しい。