NICT 情報通信支援センター メモ

自分用メモ
 
NICT 情報通信支援センター
ITベンチャーキャピタル 川分陽二さん

8年前起業 ベンチャーキャピタル 3年 ナスダック上場

資金調達は苦労しているので一通り出会われる困難を紹介できる

重点に
どんな審査をしてどんなところに投資しているのか
どんな企業が有望なのか

資金調達
借金をするか自己資本
実際にビジネスをされている方はもう一つの道がある
自ら資金を増やしていく


通常は授業料は前金
さきにお金が入るようにする

通常は、
増加運転資金 仕入れるのにお金

セコム
警備保障
創業の時以来お金を前もって

英会話 ノバ
大借金の会社
英会話=塾
前もって資金を手に入れることができる
広告宣伝費
→集まる人数が確保
→事業計画

借り入れるか資本金か

ITベンチャーの場合は、資本金でやることが多い
借金ができないため
イクイティのいいところ 返済しなくてよい
ベンチャー企業 10社のうち9社が倒産
失敗する場合が多い
身ぐるみはがされるのかどうか
借金の場合、根保証 代表者:社長 財源に限度がない
身包みはがされてしまう 自己破産へ

非常に怖い

資本金で集めるのがよい

私の場合は
資本金 
自分自身は借金をして資本金を生み出した
出来れば借り入れしないほうがよい

借り入れの怖いところ 期限がある
時間はあっという間 必ず返さなければならない

銀行 金利が高いところだと強制手段がある
不渡り2回 倒産 銀行取引禁止

金利:今までは0金利 これからは上がってくる
儲かっていないときに金利を払うのは大変

借り入れの怖さ

怖いのは短期で借り入れして、
普通、銀行は借り入れを継続してもらうが、銀行の状況によっては、貸し金を回収
継続して貸してくれると思っていると貸してくれない

銀行はとても怖い

出来れば資本金で

資本金は集まるのか

これが集まる

上場をするということにした方が集まりやすい
捨てるつもりで出す

配当
上場してキャピタルゲイン

上場するというと集まりやすい
出すほうも出しやすい


借金をして資本金
持ち株比率 社長の比率
通常はそういうことはない

家族からの借金 後払いの催促なし
無理に迫られることはない

個人で借り入れして会社の資本金に

持ち株比率 66.7%抑えていると特別決議ができる
定款の変更など

51%以上 いちおう過半数 取締役の選任で会社の経営を支配できる
特別決議はできない

さらに50%を切る場合は、3分の1 33.4% 人の勝手にはさせない
特別決議をさせない

創業のときは50%以上持っていたほうがよい

自分以外の株主は誰かが重要
結託されない人
法人にもってもらう
自分が追い出されないように

最後は資本の論理
自分は42%だけど 3分の2の票を抑えた

昨日の友達は明日の敵
長年の友人の裏切り

自己資本比率は重要

債権の流動化
売り掛け債権の流動化
すぐ資金化
当然リース

自分の不動産 

シボの社債 
借り入れの一種であるが銀行ほど怖くない
強制てきにする人は少ない

資金調達は多種多様

一番いいのは自分の仕組みの中でどんどん増えるように

普通預金の通帳
どんどん減っていく バーンレイト
6ヵ月後につぶれていく
現金が減らない方策が重要

売り掛けを早く回収
出来るだけ前掛けでもらう

上場するということ
資本金を集めるには上場
しかし
上場してはいけない会社はある
ベンチャー企業と話 何も上場することがいいことではない
どういう人生を送りたいか
どういう会社にしたいか

それが上場にあうのであれば上場

社長が自分で勝手になんでもしたい 上場してはいけない
家業的な会社 そこだけでお金を儲けていく場合

上場=成長する
開かれた会社になる
即時開示 正確に そういう運命
不特定多数の株主
ディスクロージャー

 日本は不十分

早く開示する姿勢は大事

上場基準 
日本:世界一上場しやすい
アメリカに比べると非常にゆるやか
特に開示の部分

実質的な業績の基準
きわめてゆるやか

売り上げゼロでも上場できる
期間損益が赤字でもできる
累損があってもできる
債務超過でもできる
例:スカイマーク 債務超過
自己資本増やして債務を減らす

累損はぜんぜん問題ない
過去の損を消すことができる
テクニック的にはできないことではない

期間損益 黒字にした方がよい

日本
マザーズ
ヘラクレス
ジャスダック
さらに
キューポート
ゼントレックス
アンビシャス

世界的にもない

上場条件はそれぞれ

そんなに財務的な数字としては厳しくない

上場の審査
ヘラクレス:関与する3つの審査部門 大阪証取:主幹事証券会社:監査法人
問題がなければ1ヶ月で上場

監査法人 きわめて重要
最近うるさい シビア

大手監査法人 赤字企業の監査はしません
厳しくなっている

新しい会社ほどやりやすい
審査は通りやすい

全部文書主義 
月次の資産表 体制
ヒトモノカネサービスが動いたら、全部伝票を切ってインプットしていくことが必要

企業統治 文書主義 きわめて大変 コストが倍

監査法人 前例がある マネしていけばよい 指導も受けられる
証券会社 成長性を見る 投資家に迷惑をかけない
    コンサルもする
最短でも6ヶ月

証券取引所 ときどきでゆれる ヘラクレス あんまりぶれていない印象
1ヶ月で審査 ポイント 監査法人がどの程度太鼓判を押しているか

4.ベンチャーキャピタルベンチャーファンドの違い

アメリカのVC 大学発のハイテク
ハイテクベンチャーにかなり投資 大きなリターン
実際にVC もともと企業家で成功した人
自分で苦労した人 VCの問題も理解しやすい
リスクテイクをして行う

日本
流通クオリティ そうしたところに多い
伝統的な企業

アメリカ:大きな特色 社長を交代させることが出来る
日本 非常に出来にくい

借り入れの影響
日本の企業 会社として借り入れしちゃう
保証を取られる 個人補償 会社がつぶれたら自己破産
社長の責任が極めて重い 権限が強い
なかなかクビに出来ない

代わりのやってくれる人がいない

100% 銀行借入に対して保証してまで代わりの社長がいない

少しずつ改善の方向

保証を外そうという動き

ベンチャーキャピタルの経営指導 経営支配 全く違う
アメリカ 50% 株を抑えることがある

会社を経営支配する意図はない 最終的には株主

日本 
ハイテクベンチャーじゃなければダメということではない
比率高くない

ベンチャーキャピタルの審査
資金源は何か お金を仕入れて販売
調達と運用
調達:投資事業 有限責任組合 ファンドを使う

小口 お金の塊 分散投資

有限責任を担保

FVC 無限責任組合 自分たちも投資
大きな塊を作って分散投資 
2−3割程度が上場すればよい

収益の源泉は、キャピタルゲインと成功報酬
自分のお金ではない
出資者に丸々返すのではなく、20%を成功報酬としてVCがもらう

VC 5−6年 その間 干上がってしまう 
管理報酬 ファンド 100億円 年間2%
最初の5年間2% そのあと、1.5% 年間自動振り替え
安定的な収入源 
管理報酬という安定した収入

投資事業 期限がある 普通10年 さらに2年間の延長ができる
期限のあるお金を集めて分散投資

育成支援 今はほとんど標榜

詳細なレポート 出資者の方に情報提供
月1回 半期の決算書をもらう

レポートが出せないところはVCから得られない

有限責任事業組合
監査法人の監査が必要
義務付けられている

IPO 上場 
M&A 企業提携 特にバイオベンチャー
アメリカではほぼVFの回収は、M&A
1−2割が倒産

リスクがある
期限がある
分散投資
上場を期待している

リスクをとって欲しい

成長を期待
ディスクロージャーを期待

二つの観点から審査
経営者と成長性

大事なのは社長:経営陣を見抜く

なかなか難しい

経営者との面談 何回か行う

経営者の何を見るか
 やる気 熱意 誠実にやっているかどうか
仕事 絶対成功しようとするか

なぜ創業したのか 動機、経営理念 何のために
何がしたいのか

ビジョン
どんな会社にしたいのか

会社のモットー
会社の存在意義
きわめて重要

特に社会性 世の中のためになる仕事をしているかどうか 非常に重要

どんどん問題が起こる

応援しようとする人が出てくる

まじめに一生懸命やっていれば応援される

最大のポイント

うそがある会社

質問をはぐらかす
情報を隠す

そういう会社は

社長 正直に真正面にディスクロージャー

銀行には隠すのはしょうがない
それを言われると融資
聞いちゃうと
言わないでくれ
粉飾もわかっている 片目つぶって融資する

業界で評判になると二度と
社長が担保 お金を貸すことができない
VC 社長と同じ立場になる

社長は会社を支配したい
VC 任されても困る

リスクがはっきりしていないと困る
リスクは高くてもよい
ハイリスクハイリターン

隠されたリスクは困る わからないリスク
ごまかされたりすると困る

リターンも読めない

社長と同じ立場

会社の価値を上げるかIPOするしかない
必死 
いろんな対策を打てる

ネットワークがある
問題点を解決する方法を知っている

リスクを隠されると困る

ここのところは注意
VCには包み隠さず出す

VCから情報が漏れることはない

VC同士 横の情報はある

守秘義務契約

基本的には仕事に打ち込んでいる人が重要
そうでない人もいる

選挙:政治

それだけで罰点

いろんな会社を作っちゃう

全く違う会社を作っちゃう それだけ力が分散
一つのことに集中していただく

ベンチャー企業 ないないづくし
あるのはやる気だけ

集中突破 経営資源を一つのところに

余計なことを考えたりしない

一方 いろんなビジネスチャンスが生まれる
当初創業したときのサービス、商品が変わることがある

矛盾してしまうが。

そこから外れないようにでも
収入を生み出すチャンス 果敢に取り組むこと

いかにデスバレーを乗り越えるか
月次の黒字化をするか
いかに流出を防ぐか

何とか生き延びる

日本電産
すぐやる
必ずやる
最後までやる
そういう気持ちを社長がもっているかどうか

経営者で大事なのは、いわゆる柔軟性
人の意見を聞き入れるか

視野の狭い人
頑固な人は、難しい

いろんな問題が起きるとき 聞く耳を持つ必要がある
最後は社長が決断 少なくとも理解しないと長持ちしない

いろんな人が社長の周りに集まる

社長 技術だけ 経営ができない場合
人柄がよければよい CFOが入ればよい
販売マーケティングの専門家
変わり者でもよい

経営陣を構成できるかどうか

もうひとつ 成長性
成長性とは何か
市場 マーケットが大きいかどうか
ベンチャー ニッチから入る 
ニッチが成長分野どうか

10数年前
どんなネット企業

広告 もっと細かくなっている

情報通信:インターネット分野 成長分野に身をおいていないと難しい

成長する業種かどうか
成長していなくても業界そのものが大きいかどうか

飲食業 日本の人口が減っても マーケットが大きいから差別化していけば生き残れる

社長がいったことが正しいかどうか
側面をとる
裏づけをとっていく

先端的な技術 ヒアリング
大事なのは成長分野かどうか その会社の位置づけ 幹にいるのか枝葉にいるのか

技術を生み出した経験はなにか
さかのぼって審査

ベンチャーキャピタル 返さなくてもよい 最後はあきらめる

日本
VC 成長していない
投資家 層になっていない


思わず投資したくなるベンチャー企業
資本金 7000万円 半年後に2億1千万
それから2年後に株価5倍にして 10億
上場前に12億1千万

MSCBでやっと15億

ベンチャー企業 
VCのことを知らない
VCの存在をしらない

最低限 ポイント
経営者 成長性など
ディスクローズ

お互いに不幸 出会える場があればよい
成功のチャンスが増える

ベンチャー
銀行から借り入れしない方がよい

生き延びる そうたやすくない

企業が伸びるときのコツ
ポイント
管理体制 内部管理体制を固める
とくにお金
可能な限りシェア
使ったら伝票を振る

月次の試算表を出す
社長の頭の中の計算と照合

社長次第

月次での黒字化
出来るだけ早く

バーンレイトしてしまう

お金のなくなっていく恐怖感 仕事に手がつかなくなる

貪欲にチャンスをとりこむ
5万でも10万でも入るなら行う

初期の製品は売れない
3つ目、4つ目で売れる

特に情報

ほぼ1年と半年でやっと黒字

リスクテイクなしで成長なし

人材投資 いかにいい人を雇うか

人材投資は引き合う

社長を応援する人があらわれる

社長はいろんな人と会うとよい 最後は人が助けてくれる

VCを利用する意義
1.資金 資金を出す 最大のサービス
2.管理コストは返ってくる
監査法人との契約は早くした方がよい
指導と監査をうけるべき
上場には2年間は必要
3.なんでもやる 
いろんな人を紹介する 最終的には人が助ける
それを生かすのは社長次第
色の支配がないお金は重要
VC 無色透明 そのかわり上場を目指す

戦略的パートナー 
外部株主をどうするか
どの段階で入れるか
VCが入っていると 大手が株主になりやすい

VCを入れる 半分上場しているようなもの
ファンドの出資者
将来の安定株主になる
きちんと見ている レポート

売り玉 
売る人がいないと買えない
上場 いったん上場すると売り一方
売り手がいないとダメ
VCと相談すればよい
ブロック売りなど
VC キャピタルゲインだけが目的
戦略的パートナーは売らない
VCを使わないと損
自戒 VC 自分が偉くなった気がする 実際はそうではない
ベンチャーの方が偉い 
なんとかお手伝いしたいという気持ちがある
若い人 偉いという錯覚に陥る

VCとの付き合い方
信頼関係
悪い情報ほど早く
社長が担保
約束は守る
VCは社長の味方
一番の約束 上場
事業計画書

事業計画書どうりいった会社はない
そうした会社は1年後100%上場している

VCを悪く言う人もある
問題点もある
ベンチャーを応援したい気持ちがある

ITベンチャー
サービス系でスタートが多い
お金を使わない
何とか日銭を稼いでやっていく
イクイティだけでやっていく傾向がある
一方 ネット企業の上場 おおばけする
21倍

VCとしては魅力
今、ややネットミニバブル
追加の投資なしに利益だけが増えていく

日本 これからアメリカ的なインフラ企業も増える
技術開発に特化したネット企業も増える
資金投入が増えるのでは

VC 資金源も増えている

東京地域ではスタートアップ 出ない
だんだん独立系が増えていくとリスクをとって投資していく

IT
成長性は高い
収益構造 なかなか儲からない
意外に売れない 難しい

ポイント 連携
大企業との連携
資本提携

自分たちの力だけで増えるのは大変
加速度をつけるにはVCと戦略的なパートナーとの提携

3.日米のベンチャーとの違い
アメリカ:ビックサクセスの投資 ハイテクが多い
バイオ ネット 情報通信 アグリ、種子 その周辺
ITを使った企業の合理化

日本:IT ハイテク これから
引き続き日本は、流通小売がアメリカのハイテクに相当
ユニクロは典型 いくつかの差別化
アメリカとの違い
狭い地域 均質 人のマネをしたがる
四季 地方と都市との格差
広告も安く済む
セブンイレブンなどがそうだ
教育産業 学校 生涯教育 ネットとのかかわり
アグリ農業 人工栽培 人口養殖 文化周辺 無形価値

大学発ベンチャー 日本はこれから
これまでは環境作り 地ならし やや騒がれすぎた 実態が暴かれつつある
本当に民間転用されればすごい会社を生みだす

成長して生き延びるが大事

自己資本比率を元に戻す方法
ストックオプションを使う
借り入れ
あるレベルにいくと銀行貸してくれる
戦略的パートナーに株を持ってもらう

出資比率
時価総額を高くすれば
割り切る


ベンチャーキャピタル 儲かる秘訣
儲かるしくみになっている
今の環境であればビジネスモデルとして高収益
根拠 
1。株価のつき方 新規公開 高く売れる
今の理論では将来価値の現在の
将来の収益を織り込んで買ってくれる
不思議なことだけどVCは恩恵をあずかれる

VCが自分の努力によってリターンを高めることが出来る
上場確率を高める
上場の可能性を高める
VC 出資比率 プラスになることが出来る
そこまで達していない 
VC 自分たちでリターン高められる

上は青天井
下は抑えられている

下はゼロ 
上は株価1000倍もありうる

5,60倍がありうる
下が損になっている

分散投資

累積的にいい投資

1社ずつに投資
少しずつ投資
悪い会社 追加投資しない

よりよい会社によりよい金額を投資

全体的に儲かるしくみ

下手なことをしない

下手なこと
ネットバブルにネット企業に集中
バイオのときにバイオ企業に

長い年月の中では損をする

レイター投資の方が儲かる 大半が思っている
実際はちがう
損するときもある

株価が高い
VC 経営に関与できない
株価 あまた任せ

リカバリーのしようがない
安い株で入っていれば救うことができる

長期投資
リスクとリターンが合っている

VCは儲かる
今までは日本はそうではなかった 環境が整備されていなかった

会社法もなかった
ストックオプションもなかった

利子率の差

アメリカは今でも市場の金利 5%の差

日本
ここに来て環境整備

アーリーステージの投資

VC
3割上場
7割失敗
 そのうち2割が倒産