日本電産と労働組合 ブラック企業を選択しないポイント

ホワイトな会社の選び方。
 
日本電産株式会社の社長「休みたいなら辞めれば良い」
これは、きつい
完全に上から目線
社員をパートナーではなく、奴隷のようにしか思っていない。
社員がかわいそう。洗脳されていなければ、社員は、さっさと辞めて、違う会社に行った方が身のため。
一度しか生まれてこない人生、日本電産のために生まれてきたわけじゃないはず。
もっと違う生き方をした方がいい。
 
飲み会での話題。
ある一定の年齢以上になると、この感覚に共感する人たちもいるらしい。
特に年配でモーレツ社員だった人。
土日も休みなしで、働いて、郊外に小さな家を買って、家は、ほとんど母子家庭状態。
たまの休みも、ゴルフの接待だの、仕事中心の生活。
社長は、年中仕事。休みなし。社員とその家族を養っていかなければならない。
同じ感覚を社員、部下にも与える。土日も仕事を。
こうした人たちが定年になって、はじめて、自分は仕事から外れると何も出来ない人間だと自覚。
趣味が仕事。死ぬまで仕事一筋。趣味が仕事しかない人たち。
今の若い人たちは、価値観が多様化して、仕事を趣味にしている人たちは少ない。
人生、家庭を犠牲にしてまで、仕事に打ち込む必要はあるのだろうか。
日本電産、調べてみると、本体には労働組合がない。orz(参考 年収プロ 【 リクエストされたページがみつかりませんでした 】 連結子会社の一部にはある)
組合があるかないかって、労働者にとっては結構、重要なポイントのような気がした。
ブラックな会社のほとんどに労働組合がない。
社員(労働者)の最終的な駆け込み寺が組合という組織。
パワハラアルハラ、セクハラ。組合があるのとないのとでは、雲泥の差。
賃上げ賃金交渉、休日交渉、一人で手を上げても、経営者に睨まれてしまえばおしまい。
一人でも二人でも、人数が集まった団体であれば、お互いにWINWINの交渉が出来る。
もちろん、御用組合といった形だけの組合があるかもしれないけれど、ないよりはまし。
社員が一致団結して、経営者にモノを申す手段はこれしかない。
 
IT系のベンチャーで組合があるところは少ない。
ヤフー、楽天ライブドアサイバーエージェント、各会社の労働組合という言葉はあまり聞かない。
これは、けっこう重要なポイントのような気がする。
経営側の立場だったら、組合なんか作られて賃金交渉や休日交渉なんかされるとそれだけで負担になるかもしれない。経営者が長期的視点に立って、その負担を会社のために考えられるかどうかで、指導力が試される。
日本電産と同じ京都にある「はてな」の社員が労働組合を作ったら、違った意味で興味を持つ。
スト決行、日記のメンテナンスをしないとか・・。それはそれで困るわけではあるが・・。
 
就職活動の時期。
会社選びは、労働組合があるかどうかも選ぶポイントの一つ。結構重要。
社員にやさしい会社のほとんどが労働組合を持っている。
有価証券報告書を見れば書いてある。
 
日本電産を変えるには、これを機会に危機感を持った社員たちが集まって、組合を作る。
サービス残業労務補償の団体交渉をする。
そして、社長の意識を変えるべき。
組合を作ったら、電機連合に加盟するといい。
http://www.jeiu.or.jp/nakama/
ホワイトな会社への一歩。
 
これはITベンチャーの社員にも言える。SE&IT業界の体質を変えるにはそれしかない。

スタバのスタッフの賃金が高く社会保険が充実しているのは、労働組合(米国)が頑張ったから。
労使一体となって会社の価値を高めている。
株主、経営者、労働者の三位一体のバランス、そして社外の目。
社員も労働者の立場から会社の価値を高めるにはどうしたらよいか、交渉していくといいと思う。
ホワイトな会社が少しずつ増えていけば、社会がもっと良くなるはず。
 
はてなの社員よ 立ち上がれ なーんて