マイクロクレジット(少額融資)とサラ金(消費者金融)の違い

どちらも少額の無担保による貸付金融。
違いを考えてみた。
バングラディッシュグラミン銀行(ユヌス総裁)
借りる人の目的:事業のため
・例:にわとりの購入 卵の販売
・例:ミシンの購入 衣類補修・衣服作成
・例:アイロンの購入 クリーニング事業
・例:家畜(牛・ヤギ) ミルク・肉販売
貧困層対象
・女性を中心
・利息は20%(意外と高い)
・連帯保証(5人組)
・グループ責任
・事業に対して貸付 事業運営のためアドバイスなどサポート
・審査が厳しい
・推薦・紹介が必要(グループ(仲間)がいないといけない)
(だれだれの知り合い、実際に借りている人の紹介など)
・一見さんは難しい。
・事業計画の徹底した審査と教育
・NGOが運営
NGOであれ、企業であれ、貸付事業内容には違いなし)
 
では、日本のサラ金消費者金融)はどうなんだろう。
サラリーマン金融 通称:サラ金
借りる人の目的:娯楽、生活費、ギャンブル
・利息 上限20%
・身分証明さえあれば誰でも貸し出す
・取立てが厳しい。
・たいては、借りたら自己破産まっしぐら
日本の銀行(金融機関)がマイクロクレジットをするとした場合どのような課題があるだろうか。

新銀行東京が、グラミン銀行を参考にして、少額融資による貸付をすれば、もしかしたら評価されたのかもしれない。残念。