梅田望夫さんの残念の意味と日本のWEB文化への期待

梅田さんの日本のWEBは「残念」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html

批判的な人もいるけれど、ぼくは共感した。むしろ同感という気持ち。
アメリカにいるとすごく感じることがある。
日本のWEBとアメリカ(海外)のWEB感覚。
英語圏では、実名が勝負。
とにかく同姓同名が多いし、いかにユニークであるかを競う。
日本はどちらかというと匿名文化。
名前を出すことにかなり抵抗を感じるムラ社会
出る杭は打たれるという感覚。
そうした文化が世界から隔絶されたガラパゴス文化になっていくのではないだろうか。
まだ鎖国をしているような感じ。
居心地がいいのかもしれないけれど。

一方、アメリカの英語圏文化では、勢いが必要。競争も激しい。
シリコンバレーなんか特に優秀な人同士での熾烈な仕事の奪い合いが激しい。
そうした環境から、日本のインターネット状況を見ると、なんか、まったりとしていて、こもっていて、閉空間社会で、よくわからない。
そうしたものを見て感じるのが、sorry regretというような感覚。

悔しいというか、もっと頑張って欲しい、もっと盛り上がって欲しい そんな気持ちがこもっている感情が「sorry」。

日本語訳にすると「残念」になるんだけど、日本人の言う「残念」の感覚とちょっと違う。
梅田さんとは何度かお会いしたことがあるし、ズバっと思ったことを直感で言う人だ。

おそらく、このときのインタビューでお話された「残念」という言葉には、何かもっと日本のWEB文化にはじけてもらいたい期待が込められているのではと思った。