2000年に30億円以上を集めたeラーニング会社IQ3(アイキュースリー)

2000年に30億円以上を集めたeラーニング会社IQ3(アイキュースリー)

元シブガキ隊の本木雅弘さん、川原亜矢子さんを起用し大大的に広告展開
2000年4月から開始された同サービスは,2001年5月に利用者の伸び悩みなどからサービスを停止

もし投資を受けた費用を広告費ではなく、技術開発に使っていたら、今頃TEDのような動画展開をしていたのかも。
 
IQ3が社会人教育専門ウェブサイト“IQ3”を設立、オンライントレーニングを提供へ
http://ascii.jp/elem/000/000/308/308728/

(株)アイ・キュー・スリー(IQ3)は3日、社会人教育専門ウェブサイト“IQ3”を立ち上げた。

IQ3は、'96年より、教育やコンピューター、インターネットをテーマとした事業に取り組み、インターネットやイントラネット環境で、TOEICTOEFLの模擬試験や、講義内容を学習できるソフトを開発するといった事業を展開。今回はそのノウハウを基に、ウェブサイト“IQ3”を立ち上げたとしている

同サイトでは、学習意欲を持つ社会人を対象に、ウェブサイト上で、各種学校の情報が検索・照会可能なディレクトリーサービスおよび、オンライントレーニングの開催、そのほか教育関連の情報を提供する。

学校の検索サービスでは、語学やコンピューター、転職や就職、趣味などに関する講座を6月末までに1万コース以上、検索可能にする予定だという。ユーザーは、学びたい分野、最寄り駅、希望時間帯などで学校を比較検索でき、資料請求も可能だ。

また5月以降は、オンラインでトレーニングを提供する予定だ。このコースでは、受講者が場所に拘束されずに、自分のペースでインターネット経由で学習を進めることが可能だという。インターネット放送を視聴するストリーミング技術を利用した講座と、チャットなどを用いて講師らとインタラクティブに授業を進められる講座の2種類が提供される予定だが、開催コースや金額など、詳細はまだ未定だ。コンテンツは、各学校などと共同で作成していくという。

そのほか、同社では、週1回ペースの更新で、学習やスキルアップに役立つ情報、教育関連のエッセイなどを同サイトに掲載し、約500種類の資格を取得するための情報、約100種類の職業情報(将来性や適性、どの学校に該当講座があるかなど)を提供する。また5月以降に、学習関連書籍や通信教育の教材などのオンライン販売も開始する。同サイトでは、ユーザー同士が、職業や資格取得、留学など話題別に交流できる掲示板やチャットの機能も備えている。同サイトでは、米ブロードビジョン社の日本支社のOne to Oneマーケティングシステム“ブロードビジョン”を利用。ユーザーはID登録を行うことで、自分の関心ある分野の情報が、より多くウェブページに提示される仕組みになっている。

同社では、学校関係者向けのサービスとして、同サイトのデータベースへの登録を無償にしている。ただし、詳細情報の掲載は有料だ。また受講希望者への資料送付、受講受け付けなどの代行サービス、バナー広告の掲載なども請け負う。

当時のIQ3代表取締役社長は坂手康志氏
今はATカーニーのコンサルタントとして活躍。
http://global-taskforce.net/cgi-bin/biz/index.cgi?u=10155
 
ビジネスモデル自体は、スクーやオンライン学習サイトにも応用できる。
10年経っても、教育をキーワードにしたベンチャービジネスは事業として可能性があると思う。
IQ3は時代としてはまだ早かったのかもしれない。