大学研究室の選び方 就職活動に有利なゼミ 商社、コンサルティング

大学研究室の選び方
工学部学生からの相談
どのゼミに行ったらよいか
興味のあるゼミが見つからない
 
一番は興味のある分野の研究がいい。
超電導だったり、素材研究だったり、材料、環境、いろいろだ。
最先端のものであればまだ未開拓の領域も多い。
世界中でソフトウェアであれば引っ張りだこだ。

 
その子はビジネスに興味はあるが、技術にはあまり興味がない。
将来はメーカーを漠然として考えていたけれどあまりよい印象を持っていないようだ。
商社やコンサルティング業界に関心があるようだ。
 
そんなときのゼミ選び。大学院に進むことを前提に。
商社系であれば、エネルギー、原材料、プラントの分野を選ぶと、就職活動時にプレゼンしやすい。
コンサルティング業界であれば、クライアントを想定した分野に、経営工学、環境、エネルギーなどなのかな。
 
あとは修士論文が書きやすい環境かどうか。一番は人間関係。
そして教授が退官しないかどうか。
研究体制がしっかりしているかどうかも大事なところ。
教授、助教授、助手、研究室生を指導してくれる体制かどうか。
留年率、休学率も聞いておくとよい。
留年や休学が多いのは指導に何か問題がある。
アカハラアカデミックハラスメント)も隠れたチェックポイントだ。
 
どうやって調べるか。
相談しに行くときに、相手の教授(助教授、助手)がノートをとってくれているかがポイント。
自分のことをきちんと記録(メモ)しているかどうか。
そこで学生(研究室生)を大事にするかどうかがわかる。
 
とにかくこれだと思ったゼミを最低でも3つ訪問して、決めるといいとアドバイスした。
よくわからずに、1つだけしか訪問してそこで選ぶとあとで隣の芝生は青いと見えてしまう。
納得がいくまで、訪問するしかない。行動あるのみ。