脱原発に見る政治のポピュリズム 原発推進を掲げる政党

テレビの政治家を見ると、政治はポピュリズム、パフォーマンスだと改めて感じた。
ほとんどの政党が、2年前、震災が起きる前までは、CO2削減のため、原子力発電所を増やすと言っていた。
あの社民党でさえ、原発は維持。政権党のときは推進していた。
共産党だけが原発云々と言っていた。
ところが、今はほとんどの政党が脱原発
CO2の問題はどうしちゃったのという感じ。
毎年、何兆円もの天然ガスの輸入増加。
電気料金は上がる一方。
工場といった製造業は、電気料金の支払いが出来ずに潰れていく。
値上がりの支払いを拒めばその分、市民の電気料金に跳ね返る。
いつまでも続かない。
 
脱原発の流れは、左脳として、日本国民の感情としては理解できるが、冷静になって数字の世界で右脳で考えれば、原発を推進していった方が得であることがわかる。今ある原発をそのまま使わずに廃炉にすれば当然コストが跳ね上がる。
使っても使わなくても核廃棄物の処理自体はなくならない。
世界の流れは、原発増加。
ドイツも結局、原発は現状維持。廃炉にしていないのが事実。
いつでも動かせる状態。
そして、いまだに核処理については決まっていない。

あえてここで原発推進を掲げた政党があれば、その政党は、ポピュリズムではなく、真剣に数字で考えている政党だとわかる。

一つくらい原発推進の政党があってもいいとは思うのだが。
これだけ似たような主義を掲げる政党が乱立すれば、国民は迷って、判断停止になって、投票率が下がっていく。

原発推進を明記する政党が出てこないと争点にならない。