欧米の100%オレンジジュースと日本の100%オレンジジュースの違い

おいしいオレンジジュースの話。
 
いきなりだが、ぼくは、オレンジジュースの牛乳割りが好きだ。
ドロっとして、飲むフルーチェを薄めた感じ。
舌からオレンジのペクチンと牛乳のたんぱく質の合体!
ちなみに100%のジュースじゃないとドロっとしない。
20%配合とか、なんちゃってオレンジでは、こうはならない。
 
ここ最近、はまって、毎日のようにオレンジ牛乳を飲んでしまっている。
ちょっとしたマイブーム。
 
今のようにオレンジジュースが100%ジュースになったのは、近年のこと。
むかしは、オレンジという名ばかりの偽ジュースがデフォルト。標準。
オレンジの「香料」風味が、どっさり(^^;)
ファンタオレンジとか。アッー
 
いつごろだったか、つぶつぶオレンジが出てきた。
あれは画期的だった。
今ではあまり見かけなくなったけど、オレンジ風味ジュースの中にみかんのつぶつぶが入っている缶ジュース。
飲んだあと、缶の底についたミカンのつぶつぶがうらめしかった。
一生懸命よく振って飲んだ後でも、底に残るんだ。これが。
わざわざ水を入れて、少しのツブツブまで飲み干す。
つぶつぶのプチっとお口の中で広がるうまさ。おいしい。
 
で、オレンジ牛肉の輸入解禁になったあと、一気にオレンジジュース市場が拡大した。
100%を謳うジュースが出てきた。オレンジやアップル(りんご)など。
ところがそのほとんどが濃縮還元。
輸出国で果汁を濃縮したあと、日本に輸入したあと、水で還元。
濃縮前はドロドロしたゼリーのような液体。
それを水で薄める。
天然の「おいしい水」で還元すればいいけど、実際は、工場の一般水道水。
工業用水ではないことを信じたい。
どの川の水系で採取された水なのかは明記されていない。
六甲の水や地元のおいしい水で還元されたジュースであれば、付加価値がつくのでは。
ちなみに、薄めずに濃縮還元しないジュースは「ストレート」ジュースと言う。

 
スーパーで賞味期限切れの100%ストレートジュースが割引されてあったので、即買い。
やっぱりストレートのジュースはうまい。うまみというか、おいしさの奥深さが違う。
のどごしさわやか。スーと入ってコクがある。 
何杯でも飲める。 
どこかで飲んだ味だと思ったら、欧米で水代わりに飲んでいたオレンジジュースと同じ味。
欧米でのジュースは、100%がデフォルト。
ストレートが当たり前。しかも安い。
アメリカだと産地生産・産地直送だし、ヨーロッパでもスペイン・イタリアをはじめほとんどが産地直送。
 
日本にも、産地直送の100%みかんジュースなどあるけれど、やっぱり値段が高い。
でも、瓶詰めのりんごジュースは、メチャウマー。
値段が高いのは、人件費と輸送費のコストが響いているのかも。
 
で、日本の100%ジュースと欧米の100%ジュースの違い。
・値段
・うまさ
どれも日本が負けている・・・。
 
しかし、日本の「みかんジュース」はうまい。うまさでは、オレンジジュースをはるかに越える。
外国では、「ミカン」ではなく「サツマオレンジ」という名前で呼ばれている。
ビタミンCがいっぱい。
みかんに含まれているガン抑制 成分β―クリプトキサンチンが注目されている。
 
ということで、みかんでも食べるかな。
お口の中で、みかんをつぶして牛乳と混ぜてみる。
牛乳の中につぶつぶミカン。
 
想像を超えた発見。
こっこれは!
 
これはすごい味だ!
 
めちゃくちゃマズイ!
 
嗚呼
 
やっぱりオレンジが一番。
みかんに牛乳はイマイチ。
 
オレンジミルク ぜひお試しを。
 
完熟りんごとマンゴーもいける!